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企業の目的は利益を上げることだとよく言われる。

しかし本当にそうなのだろうか?おそらく違うだろう。利益を上げることは企業の存続と本来の目的達成のために必要不可欠ではあるが通常目的にはならない。

人間に置き換えて考えてみると分かりやすい。毎日の食事をとることは生きていくために必要不可欠ではあるが、それが人生の目的には通常はならない。各自人生の目的は異なるだろうが、たとえば「こういった仕事でこんな風に社会に貢献する」「とにかく家族が無事でいられるように支える」など目的や目指すものがあり、そのために目的ではないが毎日の食事は欠かせないというだけだ。

もちろん中には毎日食事をすることが目的という人もいないことはないだろうが、多くの人にとってはそれは人生の楽しみなのであって生きる目的や目指すところではない。

企業も同様だ。もし利益を上げることが目的であるなら人など雇って製造・開発・販売などする必要はない。国債でも購入して配当を受け取れば済むことではないか。

なぜ企業はわざわざリスクを冒してまで人を雇って事業を営むのかと言えば別の目的や目指すところがあるからに他ならない。利益を上げることは毎日の食事摂取と同様必要不可欠ではあるが通常は目的ではないのだ。

利益を上げることではない目的があるから、その目的を達成するために期間を区切って定量目標・定性目標を定め、目標達成のための戦略を考え、具体的に実行するための計画を立案し、実行するのである。

決して企業の目的は利益を上げることではないのである。