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変わらない従業員や部下に頭を悩ます経営者や上司は少なくないだろう。

何度叱っても注意しても教育しても一向に変わる気配のない人たち。イライラすると同時に悩みの種かもしれない。

ところが残念ながら従業員や部下だけを思い通りに変えることは難しいのが現状です。

なぜなら大事なことは、「上に立つ人間が変わることなく下の人間だけが変わることはない」ということです。他の言葉で言い換えると「下の人間の変化は上の人間の変化とセットである」ということなのです。

上に立つ人はこれまでのやり方が良かったために現在の地位に就いたのだと思います。出世しており立場が上の自分は、まだ立場が下の従業員や部下より考え方や方法論が優れていると考えており、これまでの自分の考え方や方法論を押しつけようとしたり、考え方や方法論そのままで従業員や部下に臨みます指導・教育・叱咤等を行ってしまうのです。

ところが過去自分が実績を積み上げ現在の地位を築いた考え方や方法論が従業員や部下を変える考え方や方法論であるとは限りません。従業員や部下を変えようと思ったら、これまでとは異なる考え方や方法論、あるいはこれまでの考え方や方法論に加えて新たな考え方や方法論を加えなければならないのが普通です。

ところが多くの経営者や上司と呼ばれる人たちの中にはこのことが分かっていない人が少なくなく、自分の考え方や行動は決して変えず、変わらない従業員や部下が意識が低いとかどうしようもない人間であると考えているのです。

そもそも自由に変えることが許される自分をも変えることができないにもかかわらず、ひと様だけを変えようとするなどおこがましいにも程があるというものです。他人を変えることは自分を変えることより何倍も難しいことです。

従業員や部下が変わらなくてお困りの貴方は、先ず自分自身をとにかく変える努力を今日から早速始めてみて下さい。

そうすれば、そしてそれが当たり前の状態になれば、程なくしてあれほどまでに変えたいと望んだ従業員や部下の中に少しずつ変化してきた人が自然と現れるものなのです。

従業員や部下には失敗は他人のせいにするなと言っておきながら、従業員や部下が変わらないことを彼らのせいにする生活は今日限りでさっさと卒業して下さい。